頑張ることと頑張らないこと。アクセルとブレーキの関係。今の速さを見ないで頑張れっていってませんか?
昨日のブログをfacebookに貼ったらね
コメントを頂いたんです。
そのコメントを読んでちょっと気がついてしまいました。
「頑張ること」が良いことだっていう価値観がありますが、
それを知らずのうちに自分にも周囲にも押しつけていないか、と。
子供の感想文や目標を見ると、「~をがんばります」って書いてあったりします。
どうしてみんな一律に、「がんばります」って書いてあるのでしょう。
「頑張ってね」って挨拶代わりに言っている人もいます。
よく、うつの人に「頑張って」って言ってはいけない、なんて言いますよね。
「頑張って」っていうと、すでに頑張っている人にとってはプレッシャーにしかならないということなのですが、
じゃあこれはうつでない人には当てはまらないのでしょうか??
「仕事は頑張らなくてはいけない。」
これって、本当なのかなあ。
頑張っているがために、自分の体力の限界を見失ってしまったり
ブラック企業から逃れるすべを失ったりしている人だって珍しくないですよね。
そんなことを考えていて、
ああ、頑張るかどうかっていうのは
アクセルとブレーキの関係なのだと思いました。
その人が進んでいる道の形や目標の場所によっても
必要な速度は異なっているのに
目標がある=アクセルを踏まないといけないように解釈して
「頑張る」って使っていないでしょうか。
本当はその車は車検が必要かもしれないのに。
本当はその道は、下り坂かもしれないし
ヘアピンカーブが控えているかもしれないのに。
目の前にいる人が
とりあえずアクセルを踏んでいないと心配になってはいませんでしょうか。
とりあえず、頑張っていれば安心っていうのは
そうした心理かなあと思うのです。
子供には、
頑張ることだけではなくて
アクセルとブレーキがあることと
それを踏み分けることを教えていきたいなあと思った日でした。