猫にゃーの雑記帳~我そこにとどまるな~

家族関係や心理学を学びながら、うつの経験もこっそり生かしています。30代後半1児の母、眼科医師。

決断するのは自分だよ

1週間くらい前から、部屋の片隅に飲みかけと思われるお水のペットボトルが放置されていた。

誰が放置したかは知らないけど、自分ではない。

いつもは見つけると片づけていたけれど、

なんとなく、

毎回片づける役というのも疑問があったので、

そこに放置した人が気づくまで置いておこうと思った。

 

すると、

新しい事件が起きた。

 

娘(5歳)がその水を飲みたいというのだ。

 

「そのお水は古いから、飲むとお腹壊すと思うよ」

 

「〇〇がお腹壊したらママは心配だし悲しいから、飲まないでほしいな」

 

 

 

そう伝えると、

目に涙を浮かべ、飲みたいと主張する。

 

 

 

ここで親の出方はいくつかある。

 

声を荒げて、「だからのんじゃダメっていったでしょ!」というのも1つ。

黙って捨てるのも1つ。

 

私は、「ママは、飲まないほうがいいと思っていて、その理由は伝えたから、

そのうえで飲むかどうか自分で考えてごらん」

 

 

と言ってみた。

 

 

 

すると…しばらくしてから、

 

なんと、水を飲んだ。

 

 

自分で「飲む」と決めたのに、そのあと「お腹が痛くなるかもしれない」といって

不安で泣いていた。

 

 

現実問題、

飲めるていどの水だったわけだし、

見た目に濁りなんかもないし、

まあ大事に至るようなものじゃないのでしょうけれども

 

いやあ、まさか飲む決断するとは思わなかったね。

 

 

子供って、すごい。

 

自分の好奇心のためなら、そこまでリスク取れるのか

今回のことは後で泣いてるんだから、理解できてないわけじゃないだろうし。

 

 

しかしだ。

ペットボトルを放置した当人は、

水を飲んだ本人なのか、、それともこのやり取りと傍観していた夫なのか?

 

いずれにせよ、おなかが痛くならないことを祈ろう。

 

そして、娘は自分の決断っていうものが少しずつ分かってくれたらいいと思う。

 

大人だって、決断してから不安になることはあるよね。

 

それと同じなのかな。