猫にゃーの雑記帳~我そこにとどまるな~

家族関係や心理学を学びながら、うつの経験もこっそり生かしています。30代後半1児の母、眼科医師。

3回うつ病を経験した私が、10年再発なくなぜ今元気なのか

こんにちは。お久しぶりです。

今日は、以前からいつかは伝えたいと思っていた内容に触れていきます。

私は今現在アラフォーです。

うつ病の経験が3回あるとタイトルで申しましたが、

高校2年、大学4年、社会人1年目にそれぞれ引きこもっていた時期があります。

診断はされていませんが、大学1年の後半もそうではなかったかと思っています。

 

通常、うつ病を繰り返す場合は

双極性障害といって間に躁状態があることが疑われたり、

またはうつだけでもだんだん再発までの期間が短くなって社会への適応が難しくなるとされているそうです。

3回再発した人は90%の再発率、4回だと100%とも言われているとか。

そのため、3回目のときには、薬を長く飲むように勧められました。

 

 

薬も飲まなくなって10年になりますが、再発していません。

その間には出産もし、家庭環境のお陰で別居したこともあり、それなりにバタバタして過ごしています。

じゃあ、どうして元気にいられるのか?と自分なりに分析してみました。

 

①危なくなったときの対処法がある

10年の中には、仕事が忙しくて子育てもあってという中、再発間近になったことがありましたが、怪しかったのも1~2週でうまく戻ってくることができました。

その時には身近な先輩にあたってしまったり、ろくなことをしませんでした。

当時、仕事上での勉強をしっかりしようという思いが強くなりすぎて、朝4時起きで勉強していました。

そんな中、いつもイライラしていたり仕事の処理速度が落ちてきて、ちょっとずつ怪しい空気が分かってきました。

経験で、これ以上気分の落ち込みが続いたらヤバイというのが分かったのでしょう、

あるときふっと戻ってきたのでした。

それが、「体の声を聴く」ということにつながると思います。

また、そのしんどさを我慢せずに、周囲になんて思われるかを考えずに相談できる人に相談する、というのも大事なポイントです。

 

②そもそも、生き方の考え方を変えた

うつを繰り返していた頃、私は頑張り過ぎていました。

高校2年の時は、塾のクラスが落ちてしまって猛勉強をしていた上に、部活で最高学年だったので文化祭に向けての練習で朝6時前に家を出る生活、

学校までは片道1時間半、、、ということで、

睡眠時間3時間くらいが当たりまえでした。

すると、見事にいつか破たんして病魔が襲ってくるのです。

ある日、塾のトイレでめまいを起こし、そのまま通えなくなってしまったのですが、

そのめまいも本当に天井が回るようなものじゃなくて

錯覚みたいな、私の脳内で作り出されたようなものだったと思いました。

もう、うつになる以外に逃げ道がなかったのかも知れません。

猛勉強していたのも、親に言われてやっていたわけでもなく自分で考えたことだったのに

逃げ道を必要としたことが不思議でなりません。

 

大学4年の時は一人暮らしをしていたのですが、実家くらし時代に蓄積したストレスを乗り越えるのに必死だった時期でした。

この記事では書きませんが、私はケアラー(家族のケアをする立場)としてティーン時代を生きてしまったので、

ある部分では大人びていなければいなかったのに対して成長しそびれた部分もありましたし、非常にアンバランスだったのだと思います。

そのアンバランスさで精神不安定だったり、育った環境への恨みがあったり、さらに恋愛ごとのもつれから、、、(恥)不安定さを爆発させてしまったのでした。

この時はアルバイトくらいしか頑張っていなかったので過労モデルは否定的ですが、

きっと育った環境で暴力を見ていたのもあり、近い関係でハラスメントをしてしまって、

自分の感情のコントロールの仕方すら分からなかったのかなと思います。

ああ、こんな不安定な20代、恐ろしいですね、、、。

よくそこからちゃんと元気になったものだと思います。

当時、身近で支えてくれた友人には、感謝と懺悔しかありません。

 

そして、社会人1年目の時は、仕事の中で何に力を入れて何は抜いてよいのかも分からず、当直もある不規則な勤務体制も引き金となって、鬱になってしまいました。

うつを発症する数か月前から、仕事の処理能力は落ちてしまっていて、

さすが病院勤務、自分が気付く前に周囲が気付いていたようでした。

でも、自分が気付くまで周りが気付いていることに気づけませんでした。

この時は2~3か月休職して、過去2回がうつ病だったということが分かり、

色んなことが腑に落ちたのでした。

 

頑張ることをやめ、完璧主義を捨て、夜は寝る。

そんな単純そうなことでなんとかうまく回っています。

 

でも、頑張ることをやめることって、日本人には難しいのかも知れません。

 

 

③本を読む

私は今でこそ読書が好きで、空いた時間があるとすぐに読むのですが

うつになることが多かった頃は読書量が年1~2冊という勢いで少なかったのです。

うつになると、そもそも本を手に取っても頭には入らないものですが、

読書をしないことで考えが狭くなり、より「完璧主義」「頑張ればなんとかなる」といった間違った観念にとらわれることになったのだと思います。

 

 

 

少し長くなりましたので、また改めてほかの情報も共有していけたらと思います。

ただいま22時、うつ予防のためもうおやすみなさい。