自分に似合わない地位財は売ろう
数年前。専門医試験が終わった勢いで、miumiuのバッグを買いました。
黒で使いやすいし、キラキラしたアクセサリーもついていて、
きっと好きな人は好きだろう。
でも、私にとっては、完全に勢いだけの高い買い物で、
それを持ってちょっといい気分になったかもしれないけれど、
「ブランド物を持つ自分」を気取るのがつまらなかった。
たぶん、同じブランド物を選ぶのでも、
もっと落ち着いたテイストのものであれば悪くなかったのかも知れない。
結局、そのかばんを見るたびに、何とも嫌な雰囲気だった店員のことだとか
それなのに大枚はたいた自分への後悔だとか
そんなものがこみ上げてくる。
でも、ちょっとしたお出かけの時に、こうしたバッグって必要じゃない?
そう思って今まで我慢していたわけだけど…
そして、ある時決心。
ポチっと、メルカリに出しちゃいました。
結果、数分で売れました。
黒のキレイメのバッグを探していた、という方に
お譲りしました。
そのバッグも、私よりも歓迎してくれる人のところに旅立てて、
さぞかし幸せなことでしょう。
自分の世界観を持ち、本当に必要な装いをすること。
このことの大切さに気づいた出来事でした。