猫にゃーの雑記帳~我そこにとどまるな~

家族関係や心理学を学びながら、うつの経験もこっそり生かしています。30代後半1児の母、眼科医師。

選択理論を学ぶ。

本日、選択理論講習会に出てきました。

 

私が参加している、女性問題などに取り組んでいるグループがあるのですが、

そこの研修会の行事です。

 

「選択理論」ってご存知でしょうか?

 

アメリカの精神科医であった、グラッサー博士が提唱したもので、

当時博士は精神疾患の患者さんを

薬を使わずに、一人一人の「欲求」に注目したカウンセリングで治したということです。

その病院では、再入院率が低いことが注目されたとのこと。

 

一体、どうやって?

 

 

一人の医師としては、

さらに眼科医として毎日のように「ベンゾジアゼピン系薬剤」の影響と思われる症状と

向き合っている私としては、

薬がいらないのなら、是非減薬とカウンセリングを行ってほしい…

なんなら、私もそのスキルを身につけたい…

 

と思ったものでした。

 

 

今日の会は別に医師として出ていたわけじゃなく、

どちらかと言えば家庭問題などに悩んでいる女性の中で聞いていました。

 

 

人間って、5つの基本的な欲求があるんですって。

愛と所属、自由、力、生存、楽しみ。

その配分や中身は人によって異なり、それを満たすことが重要ということ。

 

満たすことが責任、というくらい大事なんだそうです。

 

 

 

満たされないためにunhappyになり、それにより人間関係がうまくいかなくなる…

 

その要因として、

他者をコントロールしようとするコミュニケーション方法が挙げられる、

 

というわけです。

 

 

当然ながら、

他人というのは「〇〇しなさい」と言われるから動くわけではない。

 

友達だったらそれはそうだとすんなり理解できるのですが、

 

それが夫婦であったり

親子だったり

上下関係があったり…

 

そうすると、ついこの外的コントロールのコミュニケーションを取ってしまったりするのです

 

強く言えば動くと思っていたりする。

 

 

だからこそ、

「うちの子はいうこと聞かない」

「部下が従ってくれない」

といった悩みが出てくるわけですね。

 

 

そうではなくて、

人間関係では傾聴や尊重、支援などを使ったコミュニケーションが大切で、

 

他者はそもそも「コントロールできない」と思った方が良い、という話なのです。

 

 

 

言われてみれば、当然のことなのですが

 

子供相手だと、つい「~しなさい」「はやく~して」って言っちゃったりしますね。

 

 

あ~難しい。

でも、そんなコミュニケーション続けていたら、

子供にも「くそばばあ」って言われるのがオチっていう。

 

 

肝に銘じて、多くの人が好むコミュニケーションを選ぶようにしていこう。